博多三大祭の一つ、放生会(ほうじょうや)

旅・観光

博多三大祭の一つ、放生会に行きました。9月12日から18日の期間です。筥崎宮参道には500以上の露店が並ぶことも有名です。

地下鉄を降りて、海から続く参道を歩き、やっと境内に到着します。毎年のことですが、お正月の神社のように人が多いです。

入口には「敵国降伏」という文言が掲げられていますが、これは悪魔払いのようなことで、戦争を彷彿させるものではありません。誤解する国もあるので少し心配です。

そこからいよいよ本堂です。入口はやや狭いですが、参拝するところは広くなって8人くらいが並べます。しっかり参拝することができました。

そのあとは、本堂の周りをまわりました。生け花展もやっていて、一つ一つが素晴らしく背筋が伸びるような気持ちになります。

おはじきの展示もありました。おはじきを1組買おうと考えましたが、売り切れていました。少し残念でしたが、また来年来る目的ができました。

帰る途中、舞台があり抜刀の演舞が行われていました。バッサリと切れる刀ですが、綺麗な円を描いて的を真っ二つに切っていました。遠心力が決め手だそうです。

それからゆっくりと海に向かって、地下鉄の駅まで戻りました。真夏のような暑さの中でしたが、楽しく参拝できました。

放生会は、博多どんたく、博多祇園山笠と並ぶ博多三大祭りの一つです。筥崎宮で毎年9月12日から18日までの7日間にわたって開催され、100万人以上の参拝者が訪れます。

この祭りは「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」ことを目的としています。

筥崎宮は日本三大八幡宮の一つで、延喜年間(10世紀)に創建されました。放生会もその頃から行われていたと考えられています。

期間中は、参道に約1キロメートルにわたって露店が立ち並び、お化け屋敷や射的、ヨーヨー釣り、新ショウガなどが楽しめます。

また、稚児行列や童児育成祈願祭などの神事も行われ、最終日には鳩や魚を自然に帰す「放生神事」が行われます。

これにより、あらゆる生き物を尊び、感謝の気持ちを捧げることができます。

放生会は、福岡市民だけでなく、全国から多くの人々が訪れる大規模な祭りです。筥崎宮の歴史と伝統を感じながら、秋の訪れを楽しむことができる素晴らしいイベントです。
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