太宰府天満宮(福岡県太宰府市)

旅・観光

太宰府天満宮を訪れるのは、私にとって特別な体験です。特に九州国立博物館の企画展示と合わせて訪れることが多く、初めて参拝したときは、太宰府天満宮のみを訪れ、その参道の店を楽しんだりしていました。

それ以降は、九州国立博物館の駐車場に車を止め、まず太宰府天満宮を参拝し、その後に博物館の企画展を見学するのが定番となっています。
♢太宰府天満宮 楼門

太宰府天満宮は、全国に12,000社ある天満宮の総本宮で、学問や文化芸術の神様として多くの参拝者が訪れます。

太宰府天満宮は、平安時代の優れた政治家である菅原道真公を祀り、総本殿は国の重要文化財に指定されています。太宰府天満宮は、日本三大天神の一つでもあります。

大宰府天満宮の鳥居をくぐり、ご本殿前の鮮やかな楼門を通り、太鼓橋を渡ると、参拝の楽しみが広がります。太宰府天満宮参道では名物の梅ヶ枝もちを味わうことも忘れません。
♢太宰府天満宮 お茶屋で買った梅が枝もち

太宰府天満宮にはキリンビールのマークそっくりの麒麟像や、菅原道真公に縁のあるたくさんの牛の像も見どころです。

大宰府天満宮には日本全国から多くの参拝者が訪れ、海外からの観光客も多く見られます。太宰府天満宮を参拝後は、博物館の企画展で知識を深めるのが楽しみです。

太宰府天満宮を参拝したからといって、受験や試験に合格するわけではありませんが、まずは自分の実力をしっかりと養うことが大切だと私は思います。そうすれば、きっと太宰府天満宮の神様も微笑んでくれることでしょう。
♢大宰府天満宮 参拝

ここで太宰府天満宮の神様、菅原道真公について語りたいと思います。なぜかというと私は、彼の生き方が太宰府天満宮を参拝するうえで、とても重要な感じがするためです。

菅原道真公(すがわらのみちざね)は、平安時代の学者、漢詩人、政治家として知られています。彼の生涯は波乱に満ちており、学問の神様として崇められるようになった背景には、いくつかの重要な出来事があります。

生涯と業績

菅原道真は845年に生まれ、幼少期から詩歌に優れた才能を示しました。18歳で文章生となり、漢学を学びました。その後、文章得業生に選ばれ、学者としての官僚の道を歩み始めました。

政治家としての活躍

道真は宇多天皇に重用され、寛平の治を支えた一人でした。右大臣にまで昇進しましたが、藤原時平の讒言により昌泰の変で大宰府に左遷されました。この左遷が彼の人生の大きな転機となり、現地で没しました。

学問の神様としての信仰

道真の死後、彼は怨霊として恐れられましたが、後に天満天神として信仰の対象となり、学問の神様として親しまれるようになりました。太宰府天満宮は彼の墓所の上に建てられています。

伝説と文化

道真には多くの伝説があり、特に「飛梅伝説」が有名です。これは、道真が左遷された際に梅の木が彼を追って飛んできたという話です。また、彼の詩や書は現在でも高く評価されています。

菅原道真公の生涯は、学問と政治、そして信仰の三つの側面から見ると非常に興味深いものがあります。彼の業績や伝説を知ることで、太宰府天満宮への参拝がさらに深い意味を持つと考えています。

最後に太宰府天満宮の境内を紹介します。太宰府天満宮の境内には、歴史や文化を感じられる多くの見どころがあります。以下にいくつかの主要なスポットを紹介します。

御本殿

太宰府天満宮の中心であり、菅原道真公を祀る場所です。国の重要文化財に指定されており、荘厳な雰囲気が漂います。

楼門

太宰府天満宮の御本殿へと続く二重門で、現在の楼門は1914年に再建されたものです。美しい入母屋造の建物です。

太鼓橋と心字池

大宰府天満宮の心字池に架かる三つの橋は、それぞれ過去・現在・未来を表しています。橋を渡ることで心身を清めるとされています。渡っていると不思議な気持ちになります。

飛梅

道真公を慕って都から飛んできたと伝えられる太宰府天満宮にある梅の木です。毎年一番早く開花することで知られています。

御神牛

太宰府天満宮の境内には11体の御神牛像があり、頭を撫でると知恵を授かるとされています。

大樟

大宰府天満宮にある樹齢1,500年を超える巨大なクスノキで、国の天然記念物に指定されています。

宝物殿

大宰府天満宮には、道真公ゆかりの文化財を所蔵・展示している施設があり貴重な資料や展示物が多数あります。

菅公歴史館

道真公の生涯を博多人形のジオラマで紹介している施設です。祭典神事の写真や資料も展示されています。

天開稲荷社

赤い鳥居が特徴的な九州最古のお稲荷さんで、運気上昇のご利益があるとされています。

太宰府天満宮その他の見どころ

  • 筆塚・包丁塚: 古い筆記具や包丁を納める場所。
  • 菓祖 中島神社: お菓子の神様を祀る珍しい神社。
  • 手水舎: 参拝前に手口を清める場所。
  • 麒麟像・鷽像: 江戸時代に奉納された動物像。
  • 楓社: 道真公の正妻を祀る神社。
  • 絵馬堂: 九州最大最古の絵馬堂。
  • 祖霊殿・御霊舎: ご先祖様の御霊を祀る場所。
  • 志賀社: 海の神様を祀る境内最古の御社殿。

太宰府天満宮の境内は、歴史と自然が調和した美しい場所だと思います。

私が好きなのは、少しマニアックですが太宰府天満宮の本殿での夕方の夕礼を見ることや季節は違いますが5月頃、池に咲く菖蒲の花です。

太宰府天満宮を参拝の際には、ぜひいろいろなスポットを巡ってみてくださいね。
☆㏚ 太宰府天満宮に行こう!