縄文杉への旅 屋久島の自然との対話2

旅・観光

朝6時、出発地点のバス停に到着。天気は雨が上がり、曇り空。

一般車両の乗り入れが規制されているため、レンタカーで行けるところまで進み、屋久島自然館発着の路線バスに乗り換えます。

毎年3月1日から11月30日は、環境負荷の軽減と混雑緩和のため一般車両の乗り入れが規制されます。

路線バスは登山口までさらに登り、山小屋やバイオトイレも完備されています。

まずは荒川登山口でトイレを済ませ、いよいよスタート!トロッコ道8.5キロをひたすら歩きます。

このトロッコ道は、昔、山で切り出した木材を運搬するためのものでした。

今は緊急時やトイレ維持・管理のために運行される現役のトロッコです。

最初の見どころは花崗岩のトンネルや映画『千と千尋の神隠し』に出てくるような湿地帯や川、廃校など、まるで冒険の始まりのようです。

バイオトイレを利用し、途中の水飲み場で休憩。

なんとかトロッコ線路の切れ目まで到達。ここが最後の休憩場所で、最後のトイレがあります。

大株歩道入口からは階段を登るような山道が始まります。雨ならレインウェアでしたが、天気が持っていました。

トロッコ道だけでも大変だったのに、ここから山登りとは、一気に気力が失せました。

運動不足の私には、まさに地獄の始まり。おやつと弁当が詰まったリュックの重さがさらに苦しみを増します。

標高約900メートルの大株歩道入口から、まずは階段を一つ一つ上がりますが、立って歩くことができず、獣のように四つ足で登ります。

ここで一緒に行った3名に見捨てられました(冷たい!)。

周囲の景色は美しいのに、楽しむ余裕もなく、ただひたすら前進。

途中で見かけた廃校や湿地帯、川の風景が頭に浮かびますが、今はそれどころではありません。

約2.5キロの標高約1300メートルの縄文杉を目指します。ここからは、手の力も借りて登ります。

何とかウイルソン株まで来ました。ここは恋愛のパワースポット、ハート形の切り株です。

この切り株は16世紀末頃に伐採され、名前は存在を広めたアメリカの植物学者・ウイルソン博士に由来するそうです。

縄文杉への旅、屋久島の自然との対話2回目はここまでとしますが、初心者、ガイドなし、仲間に置いていかれたこの先は、どうなるのでしょうか。

以前のことなのに昨日のことのように記憶が蘇ります。

㏚トレッキングポール 人気!