鉄輪温泉散策記 湯けむりと歴史感じる温泉街歩き

旅・観光

別府の「鉄輪温泉」周辺を歩くと、湯けむりの街特有の雰囲気にすぐ引き込まれます。

至るところから湯けむりが立ち昇り、その風景はまるで別世界!

ただし、半ズボンの私は湯けむりゾーンの熱さを前に断念し、回り道を選びました(笑)。

古い街並みと紫陽花の魅力

鉄輪温泉には、歴史を感じる石畳の道や風情ある建物が立ち並び、紫陽花が彩りを添えています。

途中には、100円温泉の「谷の湯」や「上人湯」といった共同浴場が点在し、温泉街らしい光景が広がります。

これらは湯治目的でも利用できる貴重な場所で、地元の人々にとっても親しまれています。

「男はつらいよ」ゆかりの地

このエリアは映画『男はつらいよ 花も嵐も虎次郎』の舞台にもなった場所です。

監督の山田洋次さんが「残したい街並み」として挙げた鉄輪温泉には、まさに昭和の情緒がそのまま息づいています。

「虎さん」が今にも現れそうな、どこか懐かしい空気感が魅力です。

いでゆ坂と温泉文化

鉄輪温泉の象徴ともいえる「いでゆ坂」を上ると、共同浴場や湯治宿が並びます。

坂を登る途中には「地獄原湯」や「渋の湯」といった温泉施設があり、湯治のおばあさんと挨拶を交わす光景も微笑ましいもの。

道中、温泉を利用した蒸し料理が楽しめる「地獄蒸し工房 鉄輪」もあり、多くの観光客で賑わいます。

地獄めぐりと足を休めるスポット

さらに足を進めると「白池地獄」や「鬼山地獄」といった地獄めぐりスポットがあり、それぞれに特徴的な景観が楽しめます。

白池地獄ではアマゾンの熱帯魚が飼育されていて、小さな熱帯の世界を感じられるのがユニーク!

また、温泉ミュージアムでは温泉の歴史や仕組みを学ぶことができます。

おすすめグルメスポット

散策の途中、以前から気になっていた「とり天専門店 里や」を発見。

いつも混んでいる人気店らしく、次回の訪問時にはぜひ立ち寄ってみたいですね。

鉄輪温泉の特徴と楽しみ方

鉄輪温泉の湯は100%源泉かけ流しで、しっとりとした湯ざわりが特徴。

また、「湯けむり景観」は日本の重要文化的景観にも選定されており、一度は訪れたい特別な場所ですね。