高千穂神社夜神楽

旅・観光

高千穂神社内の神楽殿で行われる夜神楽をこれまで4回拝観しました。毎回違う演者が担当しており、初めての時は真ん前に座ったため、正座ができない足のため、足がしびれてしまい、終わった後も5分ほど動けませんでした。

それ以降は右側一番前の柱にもたれて右サイドに座るようにしています。もちろん真ん前のほうが迫力あります。

夜神楽(岩戸神楽)は国指定重要無形民俗文化財です。高千穂地方に伝わる神楽は、天照大神が天岩戸に隠れた際に、天鈿女命が岩戸の前で調子面白く舞ったのが始まりとされています。この伝統は長い期間にわたり受け継がれ、現在も毎晩20時から行われています。

演目は代表的な4番が決まっており、各集落の神楽の舞手が交代で奉納する本格的な舞が楽しめます。お問い合わせは高千穂町観光協会(電話:0982-72-2413)まで。ネットでも1000円で事前予約が可能です。毎回違う渾身の演者が飽きさせない舞を披露してくれます。

💎高千穂神社
住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
電話:0982-72-2413(高千穂町観光協会)
周辺:天岩戸神社、高千穂峡(真名井の滝)

高千穂神社の夜神楽は、秋の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願するために行われる神事です。平安末期から鎌倉時代にかけて成立したとされ、江戸時代の末頃まで高千穂神社の神職を中心に伝承されてきました。その後、三十三番に整えられ、集落ごとに伝承されるようになりました。

夜神楽は、各集落で舞う順番や題目が異なり、同じ夜神楽でも違った趣があります。特に人気のある舞は、天照大神が天岩戸に隠れた際に、天鈿女命が舞った「岩戸五番」です。夜明け頃に行われるこの舞は、神々が大笑いし、不審に思った天照大神が姿を表したという日本神話が題材となっています。

高千穂神社の夜神楽を楽しむために、事前に日程や場所を確認し、予約をしておくと良いでしょう。この夏、高千穂神社の夜神楽で日本の伝統文化を体感してみてはいかがでしょうか。
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