大阪の街の活気に包まれながら、ついに法善寺へ到着!
まずは「西向不動明王」に参拝しました。順番を待ち、水を柄杓で汲み、不動明王にかけるという独特なスタイルで祈願。
不動明王にきれいに付いた苔がまた趣深く、心が洗われるような気持ちになりました。
続いて隣にある「金毘羅天皇」にも参拝し、しっかりとご利益をいただけた気分です。
夫婦善哉:歴史と味わいの縁起物
その後向かったのは、目当ての「夫婦善哉」。
入口には可愛らしい招き猫が出迎え、説明の立札にはその歴史と由来が詳しく記されています。
- 夫婦善哉の由来
明治16年に浄瑠璃語りの竹本琴太夫こと木文字重兵衛が副業として始めた「ぜんざい屋のお福」が発祥。
お福の招き人形を据え、一人前をお椀二杯に分けて「夫婦善哉」と名付けたことで商売繁盛につながりました。昭和15年には文豪・織田作之助の小説『夫婦善哉』に登場し、映画化されて全国的に有名に。現在も縁起物として夫婦円満や商売繁盛の象徴とされています。
最高級小豆の丹波大納言小豆を使用したぜんざいは、昔懐かしい法善寺横丁の風情とともに味わえます。
この説明を読んだらもう食べないわけにはいきませんね!早速店に入り注文しました。
820円で堪能する幸せ
夫婦善哉を注文し、出てきたのは温かなお椀二杯分のぜんざい。
ひと口いただくと、丁寧に仕込まれた濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。
お口直しとして添えられた道南産昆布も絶妙なアクセントで、最後まで飽きることなく完食!
その美味しさとともに、縁起物をいただいたという満足感で心がほっこりしました。
法善寺横丁の情緒を抜けて次へ
夫婦善哉を堪能した後は、千日前方向へと足を伸ばしました。
途中には大阪らしい看板が立ち並び、歩くたびに何か新しい発見が待っています。
「次はどんな驚きがあるだろう?」とワクワクしながらの街歩き。法善寺横丁で感じた古き良き大阪の情緒を胸に、次の冒険へ。
法善寺で感じた大阪の魅力
- 独特の参拝スタイル:苔むした不動明王と金毘羅天皇で心を清める。
- 夫婦善哉の味わいと由来:丹波大納言小豆を使用した縁起物スイーツは必食。
- 街の風情に浸る:法善寺横丁から千日前まで、大阪らしさを満喫。
大阪の風情とグルメが詰まったひととき、法善寺と夫婦善哉で味わう大阪の情緒。