夏といえば怪談!今回は、日本三大霊場の一つ、青森県下北半島にある恐山(おそれざん)にまつわる怖い話をご紹介します。
恐山は「霊場」としてだけでなく、「地獄」と「極楽」が共存する場所とも言われています。その神秘的な雰囲気に心惹かれつつも、背筋がゾクッとする体験談にはやっぱりドキドキしますね。
恐山で語り継がれる怪談
40年前、学生時代の先輩とその友人が恐山に泊まった際の話です。
お風呂が離れにあり、脱衣所には服が置いてありました。
中の扉を開けると、「いい湯ですか?」の問いに「いい湯です」と返答が…。けれど、湯煙が立ち込める中で入ると、なんと誰もいない!服も消えていたという不思議な出来事。
さらにその夜、外から皿を洗う音が聞こえます。
誰もいないはずなのに、皿が浮き上がり、洗われ、そして消えていった…。
こんな体験をした友人は、震えたまま朝を迎えたそうです。
ゲゲゲの鬼太郎にも描かれた恐山
この霊場の不思議さは、漫画ゲゲゲの鬼太郎にも登場しています。
恐山が「妖怪病院」として描かれる場面はまさにその特異な存在感を強調しています。
霊場らしいエピソードが漫画に影響を与えるなんて、とても興味深いですよね!
恐山の昔と今
恐山は約1200年前、平安時代に慈覚大師円仁によって開かれた場所です。
霊場の中央には、カルデラ湖「宇曽利山湖」があり、周囲は硫黄の匂いが漂い、荒涼とした景色が広がります。
この景観が「地獄」と「極楽」を表していると言われているんです。
恐山菩提寺では、毎年7月の「恐山大祭」でイタコの口寄せが行われ、多くの参拝者が訪れます。温泉も湧き出ており、宿坊では温泉を楽しむことが可能。
年間を通じて開山期間は5月1日~10月31日です。
また、冬の閉山時には寺守が一人残り、施設の管理を行っていました。外からお風呂を覗くと、人影が見えたという話も…まさに霊場ならではのエピソードですね。
信じるか信じないかはあなた次第
恐山の怪談は本当に怖いけれど、その歴史や雰囲気にはどこか惹かれるものがあります。
背筋を凍らせつつもその神秘を感じたい方には、ぜひ恐山を訪れてみてほしいです。
ただし、心を穏やかにして敬意を持って足を運んでくださいね!
恐山の魅力はその「地獄」と「極楽」のバランス。
怖いけれど惹かれる場所、それが恐山なんです。
あなたも一度その不思議なエネルギーを感じてみてはいかがでしょうか?背筋が凍る恐山の怪談と魅力に迫る怪談シリーズ第一弾!信じるも信じないも、あなた次第!🔮